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【ちょこっと感想】インド倶楽部の謎

インド倶楽部の謎 有栖川有栖
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読み終わりました📘

表紙に「N28.63576 E77.22445」 って見えるんですが、コレ何処を指しているんです?

インドであることはわかるのですが、なんでもないところの様な…まあ本編に関係はないのですけれど(舞台は日本の神戸なので)。

 

〜「インド倶楽部の謎」は、こんなお話(ネタバレするかも)〜

前世にインドの記憶を持ち、更には互いに交流のある〈輩(ともがら)〉だったという、現世を生きる7人で構成されるインド倶楽部🇮🇳

その倶楽部のメンバー達が、インドのアガスティアの葉で人生を占う会を開く。

アガスティアの葉には、その人の過去から現在、未来、果ては前世についても記されているという。

葉の記述を読まれた者達は、誰も知らない筈の過去を次々と言い当てられ、未来や前世の話を聞き、自身が死ぬ日付を(直ぐには知りたくないため)手帳に書き付けてもらい解散したのだっだが──後日、その仲間が死体となって発見され、手帳を開いてみると───。

 

───というカンジの導入で神秘的な占いやら前世やら、およそミステリとは対極にあるような展開から急に殺人事件がはじまり、捜査と推理が並行して進められていくのですが、とても面白かったです!

占いによって予告された日付に起こった殺人事件の謎を、火村&アリスのコンビはどう解くのか───?

生まれ変わりや転生は本当にあるのか、怪しげなインド倶楽部メンバー達の話から事件の真相に2人が迫っていきます。

 

余談。

インド倶楽部のメンバーであり、神戸異人館のはずれに建つインド邸の住人であるマハラジャこと間原氏が経営する、華やかなナイトクラブ〈ニルヴァーナ〉。

作中、ショーに出演する歌姫が、印象的に〈ニルヴァーナ〉の歌で神戸の夜を盛り上げるのですが、今ニルヴァーナって言ったら私の中ではすこし前に読んだマンガの影響で、それはもうアメリカのロックバンドですがね😂

あと読んでたらカレーが食べたくなったりするかも知れません🍛🤤

それと、「転生」って言ったらもう今流行りのコンテンツじゃないですか🤣

でもこれは前世の記憶がある主人公が無双するっていう話じゃないので⚠

 

本題に戻り、犯人は思いの外、あっさりとゲロります。

が、私には犯人が誰なのかよりも、神戸を離れ十津川村で起こった秘密の方がよりミステリ感があって面白かった…です。

今回、登場人物達の今生の名前と、前世のインド人名の両方を頭に入れなきゃならないので、途中メモってた方が良かったかなって思いました😅

栞をはさんでページを戻りつつ、何とか頭に入れました…老人なので記憶力がアレです📖

なんだかまとまりのないカンジになってしまいましたが、あんまり書くと物語の核心に触れそうなのでココまでで…🤫