今日は埼玉県熊谷を代表する銘菓、五家宝をいただきました🍵
きな粉をまとった餅米のライスパフみたいなカンジで、もっちりとした不思議な食感のお菓子です🍘
先日の花園フォレストで購入したおやつです👛
文庫本の表紙の画像は、何日か前のブログにあるよっ!(雑)
だいぶ前に読み終えたので(でもまだあとがきを読んでいませんが)、思い出しながら迷路館の殺人、ぱんぶた迷推理を書きたいと思います📙
ネタバレ駄目な方は読まんでください。
まずは物語の前提として、この『迷路館の殺人』という本の中で“迷路館の殺人”という同名の小説がとある作者によって書かれている、という作中作になっています。
読者は迷路館で起こる殺人事件の『犯人』と、またこの小説を書いているのは登場人物中の誰か?という『作者』を探す事になります🔍
なので複雑そうに感じられますけど、殺人のトリック自体は今まででいちばん簡単に見抜けるよう、本文中にヒントが与えられているので難しくなくどんどん読めます📖
こちらの本、ぱんぶたはスマホを使う現在の探偵小説『ノッキンオン・ロックドドア』の後に読んだのですが、また昭和に戻って、ワープロが登場しますよ📝
フロッピーとか今の若い人はご存知なんでしょうか…?
でもミステリ小説はパソコンが無い位の方が味わい深いなと思いました😂
それにしても時代の移り変わりのスピードは目覚ましいですね。
〈あらすじ的なもの〉
迷路館の主人である日本推理小説界の老大家が、目をかけている若手小説家4人を招き、莫大な賞金をかけた推理小説の競作をさせる。
その競作小説を審査する側として、評論家や編集者、推理小説マニアである島田潔氏も参加する事になり、招かれた皆が迷路館でカンヅメ状態に。
ところが単なるカンヅメだと思われていた館が密室と化していて──。
みたいなカンジで連続殺人事件がはーじまーるよー!!
〈主な登場人物〉
・宮垣葉太郎 (みやがきようたろう) 迷路館の主人
・清村淳一 (きよむらじゅんいち) 推理作家
・須崎昌輔 (すざきしょうすけ) 同
・舟丘まどか (ふなおかまどか) 同
・林宏也 (はやしひろや) 同
・鮫嶋智生 (さめじまともお) 評論家
・宇多山英幸 (うたやまひでゆき) 編集者
・宇多山桂子 (うたやまけいこ) その妻
・井野満男 (いのみつお) 宮垣の秘書
・角松フミヱ (かどまつふみえ) お手伝い
・島田潔 (しまだきよし) 推理小説マニア
第一の犠牲者が須崎昌輔なのですが、殺された後にわざわざ首を斧で切りつけられた状態で見つかります。
だとすれば犯人が何らかの理由で出血をし、カーペットについたその血を隠すために敢えて遺体の首を傷付け、血で血を隠したと考えられるのですが───我らが島田潔氏の案で皆の身体検査を行ったところ、誰も傷を負っている者はいない……。
ので、ぱんぶたはひらめきました💡
須崎昌輔は、林宏也にご執心で同性愛趣味を持つ人物だという事が周知の事実として書かれていたので、つまり須崎に襲われた林のあらぬところからの出血を隠したのに違いない…ってね!
結論。犯人は林なんじゃねえの!?
まあ、結果は違ったんですけどね(そりゃそうだ)…でも考え方としては遠くもなかったと思うんですよ、読んだ人に共感してほしい!!
ラストの方はどんでん返し×2くらい、いろいろひっくり返って混乱させられますが面白いです。
語りだすと長くなるので、もう強制的に終わろうかと思いますけどね、“作者”も誰なのかつきとめられませんでしたよ。
作者のペンネームは冒頭で書いてあるのですが、それなのにわからないのですよ、スゴくない?
だってそれに該当する人物が居ないけど…ってなるので…。
わからなすぎて、ダイイング・メッセージを解明するのに使ったワープロの〈文豪〉と〈オアシス〉のキーボード比較図(参照のため図解ページあります)まで眺めたりしましたが、まったくそんなことをする必要は無かったよって伝えたい。
無駄だからそのまま素直に先を読もう。
ぱんぶたも未読のあとがき部分をこれから読もうかなって思いますよ。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。