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【ちょこっと感想】奇面館の殺人


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奇面館の殺人(下) 綾辻行人

 

読了📙

…関係ないのですが『ハイスクール!奇面組』って漫画ご存知ですか?その昔少年ジャンプで連載されておりアニメ化もされた作品なのですが😂

奇面つながりで思い出したっていうだけなのですけど💡

 

ネタバレすぎる感想書きます📝

鹿谷さん今回は探偵役として大活躍でしたよ、だって奇面館の中において現舘の主人以上に最も館に詳しい、中村青司の館ヲタクですからね!

ことの発端は、仮面を付けた謎の会に参加する筈だった別の作家の替え玉として出席した鹿谷さんなのですが、あわや別人だとバレ、身元を証明するのに皆の目の前で“7本指の悪魔”の折り紙(難易度SSS級)を折って見せるという事態に。

これまでも折り紙愛好家な面がちょいちょい出ていた鹿谷さんですが、まさかの折り紙で正真正銘ミステリ作家の鹿谷門実だと判明させるの面白かったです、芸は身を助ける🤣

前提としてこの館を訪れた来客全員が鍵付の頭部を全て覆う仮面を被らされており、その鍵が事件で消失してしまったため、中の人が実は誰なのかがわからない問題が発生。

喋る声は皆仮面の中でくぐもってしまい不明瞭、体格は皆似たりよったり、あまつさえ初対面の人もいるというカオスっぷり。

極めつけに館内で着用している衣服も皆同じものであり、仮に誰かが入れ替わっていたとしてもわからない。被害者も容疑者も、その他の人も、すべて中の人が不明という状態に陥ってしまったのです。よもやよもやだ。

奇面館の主人さえも仮面が通常モードの変人。招待客達は主人の素顔を知らず──という中での、謎解きがはーじまーるよー!

 

と、そんなカンジで物語が進んでいくのですが、ぱんぶた的には使用人の名字が鬼丸さんっていうの、思わず暗黒館の鬼丸老との関係を考えてしまう…。

鹿谷さんもなんか鬼丸さんを信用していましたしね。

盛大なネタバレとしては最後の、一部を除いて登場人物達が皆、同姓同名だったという展開がぶっ飛んでいて良きです。

おそらく皆が実は同じ名前だったと判っていても、これから読んで問題なく楽しめると思います。

なかなか気付けませんけれど、いつも作中にヒントが堂々と書かれているのです。

 

次の新作(十作目)はいつになるのかな…。

遂に追いついてしまった。

綾辻行人さんの他のシリーズを読んでみるかどうするかどうしようかなどうする?