読み終わりました📚️

『町内会死者蘇生事件』
五条紀夫 新潮文庫
コミカルでもありシリアスもあり、とても面白かったです⋯!
〈あらすじ的なもの〉
埼玉県は秩父にある死なず⋯もとい信津(しなづ)町⋯⋯は、現代の因習村だった。
主人公達、幼馴染3人組は町を牛耳る町内会長兼寺の住職殺害を決行。
しかし翌日、確実に息の根をとめた筈の住職が生き返っていた──。
信津寺に伝わる秘術『魂戻し(たまもどし)』。
それを使い、せっかく殺した住職を蘇生させてしまった犯人⋯⋯蘇生犯を探せ!
〈感想的なもの〉
※ネタバレするかも知れませんので、未読の方はご注意くださいです⚠️
主人公は殺人犯A、笹本健康(ささもと たけやす)、表紙中央の人物、通称タケ。
幼馴染の殺人犯B、新見由佳里(にいみ ゆかり)、表紙左側の人物、常にジャージ姿。
もう一人の幼馴染、殺人犯C、蒲田昇太(かまだ しょうた)、表紙右側の小柄で丸い体型の人物。
三人は、寺の秘宝である二つの『魂玉』を使った、死人を蘇生させる術の存在を知る🔮
しかし、蘇生の代償には生贄が必要⋯つまり、誰かを蘇らせるためには、他の誰かが死ななければならないのだった。
住職の代わりに犠牲になっている者は誰だ?
この秘術、犠牲者となっても24時間以内に他の誰かが身代わりになればまた生き返る事ができ、タイムリミットを過ぎると完全に死んでしまうので、町内会役員達が代るがわる一時的に殺されるというオーバーキルが過ぎるとんでもないミステリです😂
健康(たけやす)達が仲間と協力し合ったり、スマホの機能を駆使したりしながら真相に近づいていく過程が楽しい📱
途中、スマホに通販の配信サービスで『小説をお探しですか?おすすめ商品をご案内します』とメールが入るんですけど、そこで“天国を舞台としたクローズドサークルミステリー”を紹介されていて、にやりとしてしまいました😁
これって以前読んだ同作者の本、『クローズドサスペンスヘブン』じゃないですか📖
その後に続く198ページの天国についての会話はちょっと憶えておいてほしいです💬
果たして健康(たけやす)達は住職を無事(?)殺し直す事が出来るのか──?
たぶん途中で蘇生犯の正体はわかりますが、ラストは想像出来ませんでした。
でも考えてみてもやっぱり決着のつけ方は他に無かっただろうなと思います。
気になった方は是非、本をお手にとってみてください。