夕方まで富士山がよく見える季節が戻ってきましたよ🗻
分厚い十角館の殺人、読み終わりました📖
昨日の記事で文庫本の画像をUPしているのですが、帯にね「“たった一行”が世界を変える」とか、まるで煽る様な、余計な文章が書かれちゃっているんですよ。
あと「ミステリ史上に残る大トリック!」とかね。「累計136万部!」とか。
そんな風に読者さんの期待値をどんどん上げちゃって、ハードル高めにしちゃって、もし期待外れだったらどうすんだ講談社さん~…とか思っていたら、うおおおぉぉぉァァ!!!(雄叫び)
スゲェ帯は正しかった!!
正しくその通りだったわ!
だからネタバレするかも知れない感想書くの憚られるな…と思いました名作なので。
でもすこしだけ、書きますが、これから読む人はどうか見ないでほしいです。なにとぞ。
あと後書きとかで、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を、なぞっているとか書かれてあった気がしますが、ぱんぶたソッチも未読なのでわからんです申し訳ねぇ…。
たぶん「そして誰もいなくなった」読んでたらきっともっと面白みがあるのかも知れないけど、未読でもとても衝撃的だったので、なんの問題もないよ。
あらすじ的なもの📝
1986年、春。
ミステリ研究会に所属する大学生男女7人が、船に乗り合宿先である九州の孤島へ渡る。
その島は半年前に凄惨な殺人事件があり、持ち主である建築家の館は全焼、唯一、十角形のカタチをした十角館という建物だけが残る無人島となっていた。
7人はその十角館に寝泊まりし、次に迎えの船が来るまでの1週間、滞在するのだが……。
一方同じ頃、本土ではミステリ研究会メンバー等に宛てた奇妙な手紙が届く。
それは半年前に孤島の事件で亡くなった筈の建築家が差出人となっている死者からの手紙であった──。
─というカンジの物語です。
脱出・連絡手段のない孤島では次々と殺人事件が起こっていき、7人しかいない内の誰が犯人なのかという恐ろしい展開に発展していきます。
また本土では、手紙が届いた元研究会メンバーの大学生、江南(かわみなみ)君が、手紙の謎を解くべく半年前の建築家の殺人事件の真相に迫っていく。
島と本土でストーリーが交互に進んでいくスタイルなのですが、江南君達によって過去の事件の謎が解明されていく事で、読者側には現在進行中である孤島の連続殺人のバックグラウンドに肉付けがされていくので、どちらも目が離せません。
ので、実は最初の方は正直面白くなくて途中で投げ出したりしていたのですが、島と本土の話が進むうちに続きが気になってどんどん読んでしまいます。
う〜…感想書く時間がなくなったのでいったんここまで。
続くっ。
あっちなみに江南君は、推理仲間の島田さんというおじさんから「こなん君」という発音で呼ばれているのですが…コナン・ドイルですね。