2024年最初に読み終わった本は、先に予告していたコチラです📙
カナダ金貨の謎🇨🇦 有栖川有栖
個人的には前作のインド倶楽部の謎のよりも、こちらの方が面白かったです📚
収録作品は下記の通り、ちょこっと感想的なものも書きますが、ネタバレすると思いますのでご注意くださいです⚠
■船長が死んだ日
後日譚で、事件の真相?にアリスが気付いてしまうところがスゴイ🧐
■エア・キャット
〈ル・ポールの財布〉という手品から始まり、火村英生の猫好きに着地するお話🐱
■カナダ金貨の謎
表題作。犯人の視点から描かれた倒叙ものという形式らしいのですが、犯人側から見た火村&アリスが描かれているのおいしいです🤤
尻尾を掴まれるまでの犯人のキモチで読んでいるとスリリングで面白かったです😂
■あるトリックの蹉跌(さてつ)
火村とアリスの大学時代の出会いの話。お互いに「火村君」「有栖川君」呼びなのが初々しくて良き。
■トロッコの行方
倫理的な思考実験「トロッコ問題」を下敷きにしたお話。
「トロッコ問題」とは、暴走トロッコの行く先の線路に5人の作業員がおり、〈あなた〉は線路のポイントのそばにいる。
〈あなた〉はポイントを切り替えてトロッコを待避線に誘導する事が出来るが、そちらにも1人の作業員がいる。
この状況で〈あなた〉はどうするか?というもの。
船長⚓、カナダ金貨🪙、蹉跌が特に面白かったです📖