読書のお供にカフェモカと、そしてまた余計な物を買ってしまいました反省🍪
昨日の記事の続きであとちょっとだけ十角館の殺人読後の感想を書こうかなと思います📝
は~それにしても見事に騙されたのですが、負け惜しみですが最初はちゃんとある人を疑っていたんですよね…でもそのうち違うなってなりました、多分皆そうなんだろうな。
トリックを見破れた人はきっといないんでしょうね、だからこそ名作なのかな📖
〈登場人物たち〉
※孤島の7人の大学生達は、ミステリ研究会内で用いられる欧米のミステリ作家名からとったニックネームで、お互いを呼び合っている。
・エラリイ (法学部3回生。背高色白伊達眼鏡。探偵的な役回り。)
・カー (エラリイと同じ法学部3回生。一浪しているのでエラリイよりひとつ年上。)
・ルルウ (文学部2回生。小柄童顔丸眼鏡。)
・ポウ (医学部4回生。髭。検死官的な役回り。)
・ヴァン (理学部3回生。二重瞼。叔父が不動産業で現在の十角館所有者。)
・アガサ (薬学部3回生。ソフトソバージュのロングヘア美女。)
・オルツィ (ルルウと同じ文学部2回生。小柄太め地味女子。)
有名な作家名とはいえ、カタカナ名前がなかなか頭に入ってこなくなるお年頃…誰が誰だかわからなくなるので最初だけ気を付けて読んでいました😂
本土側の主な人物
・江南君 (元ミステリ研究会メンバーの大学生。死者からの手紙について調べ出す。)
・島田さん (建築家の弟の友人。三十路のおじさん。)
・守須君 (江南君の友人。ミステリ研究会メンバーの大学生。)
文庫本帯の指す、世界を変える“たった一行”というのが、ある人物の言うひとことなのですが。
それを目にした途端、読者だけに犯人が解ります。一瞬で。
作中で探偵が「犯人は貴方ですね」と解明する流れではないのです。
そして読者はその言葉を見ても「ですよね~!(納得)」とは絶対にならない…筈!
なんで?どうして??となって、思わずここでページを遡って確認してしまいました。
まあそんなことをしなくても、そのまま先へ普通に読み進めていけば、回想ですべての疑問が説明されていきます。
けど、“たった一行”の後は、きっとぱんぶたと同じく途中で読み返したい気持ちになった人が多いのではないかと思います。
最後まで読み終わった後も、なるほど伏線はたくさんあったのに…とまた最初から読み返したくなるのです。
エピローグ
警察ももちろん犯人の存在に気付きません。
知っているのは島と本土の話を同時進行でここまで読んできた読者と、犯人自身。
それともしかしたら、理解らないながらもなんとなく気付いている可能性があるもうひとり。
そうして、審判を託した行方が描かれて終わるのです。
ぱんぶたと同じ記憶力の悪いお人は、エピローグを読んだ後はすぐさまプロローグを最後まで読むのです。いいですか。
そこまで読んで完結してほしいです。
エピローグに至る部分にきれいに繋がっている事がわかって、よりラストが味わい深く感じられます。
結局、感想で犯人を書くのはやめにしました。
読んだ事ない人には是非とも読んでほしいと思ったので、訳のわからんカンジの文章になってしまいましたが仕方無し。
あとがき
ぱんぶたの購入した、新装改訂版文庫本のあとがきに、作者の綾辻行人さんが
大学の学年に「回生」という語を用いるのは、関西圏の大学に特有の習慣であるらしい。そう知ったのは親本刊行後だった。
と記されており、実は舞台となっている九州圏でも大学は「○年生」が一般的らしいです。
耳慣れないけど、昔の本なので、昔の人の言い方なのかなと思っていました🤣
それから『十角館の殺人』のプロトタイプ『追悼の島』(江戸川乱歩賞に応募して落選)は、奥さんである同じく小説家の小野不由美さんとの共同作業で初めて完成したものであり、メイントリック発案者も彼女なのだそう。
へえぇ!そうだったんだ~!
小野不由美さん、つよつよですね!
小野不由美さんの御本はいくつか読んでいるのですが、どれも面白かったり怖かったり、強烈に印象に残るお話ばかり。
ご夫婦揃って人気作家ってスゴイです。
以上、最後は小野不由美さんのお話になってしまいましたが、ぱんぶたのふんわり感想でした。
明日からまた日常ブログを更新していきたいです。
では~。