雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる
中原中也ではありませんが(本の感想で“中也君”が出てくるので)、三好達治『大阿蘇』より。
お花見に出かける前に雨で桜が散ってしまいそうですがね😞
1冊目の時もそうでしたが、表紙の絵の中に髑髏が紛れ込ませてあるじゃん…💀
ミステリっていうか、ホラー小説じゃん……😱
前回に引き続き、ネタバレありのあらすじ的なものと感想っぽいもの📝
目次の項目毎に書いていったらやたら長くなっちゃったので、今回は出来れば短くまとめてみたいです…。
まず1冊目の時の宴の謎は、2冊目でも解明されなかった…浦登家の秘密を知っている浦登 玄児(うらど げんじ)の奴が勿体振ってなかなか中也(ちゅうや=「私」)君に核心を話さないのです。
間奏曲 三
軽率に屋敷へ探検に来た、近くの村の中学生市朗(いちろう)少年は、朽ち果てる寸前の浮橋を渡って島へ渡る事に成功、その際辛うじて架かっていた浮橋は大破。
島の廃屋に身を潜ませたが、使用人の子供羽鳥 慎太(はとり しんた)に見つかる。しかしその廃屋は慎太の秘密基地であった事から、市朗の侵入は「ないしょ」の事になり、慎太からパンや蝋燭を手渡された市朗は廃屋で一夜を過ごす。まったく運が良い。異世界に転生するなら運のスキルも大事かも知れない。
第十二章 混沌の朝
舟の番人であった使用人が、事故の怪我の影響ではなく何者かに殺された状態で発見される。
連続殺人事件がはーじまーるよー!
そもそも大怪我を負っていた船番をわざわざ殺した犯人は誰なのか?また船番の寝かされていた手前の部屋に他の使用人が待機していたことから、どのように犯行は行われたのか?
第十三章 疑惑の扉
先程の後者の疑問に対して、隠し通路の存在が明らかにされる(中村青司の館だから)。隠し通路を知っている者の犯行と思われるのだが、屋敷に住む者は皆知ってたわけで……。『北の国から』で純が言った「……なわけで」は、合計52回なわけで……。
第十四章 無音の鍵盤
嵐のためか電話が繋がらなくなっている。そのためまだ館に戻ってきていない首藤 利吉(すとう りきち)の安否が不明。もしかして既にお亡くなりになっているのか…?
第十五章 無意味の意味
美しいシャム双生児の美鳥(みどり)、美魚(みお)から飼い猫を見せてもらう事になった中也君。
招かれて双子の部屋で目にしたのは、黒猫の死後、剥製にされた姿だった。え…怖いのですが。
さらに双子から二人共と結婚をしてほしいともちかけられる中也君。モテている。
その後、玄児との会話の中で中也君には許嫁がいる事が判明。なん……だと…?
間奏曲 四
探検中学生、市朗は廃屋を抜け出し、屋敷内に潜り込む事に成功。
そこで深酒をしすぎて酩酊状態の首藤 伊佐夫(すとう いさお=安否不明な首藤利吉の息子)に見つかり逃走中。
第十六章 宵闇の迷走
AKIRAを思い出してください…早老症の少年、清(きよし)君の母親が次なる犠牲者に。
犯人はいったい誰なのか──?
3冊目も読み終わったらたぶん感想書くと思います。