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食べ歩き多め体重マシマシ

TIME KILLERS (やっと)読んだよ~!

加藤和恵さんのデビュー作を含む初短篇集、読みました!

ヨカッタよ!!

私は絵が特に好きなので、贔屓目入ってて、ちゃんとした感想にならないかも知れないけど、なるべく客観的に感想を書いてみるね。


初連載が、『青の祓魔師(あおのエクソシスト)』なので、最近デビューの作家さんなのかと思っていたら、既に10年漫画家歴がおありでしたYO!知らなかった!

はじめの方の作品は、なんというか、絵柄的に脇役みたいな男のコ達が主人公多し(笑)

イケメン出てこない、田舎臭いムサい感じ、可愛い女のコも出てこない(むしろオバサンがヒロイン…)、若くない子持ちな主人公もいたりする…!工エエェェ(´д`)ェェエエ工!?

↑注意 ※コレ褒め言葉ですから!

ただし、P的にOKでも、一般受けはしないよね…。

なんとなくですが、元カプコン西村キヌさん(ネ申..._〆(゚▽゚*))や、大友克洋さんの影響を受けていそうな気がする…それに少年ジャンプでNARUTO岸本斉史さんのアシスタントとかしたことがありそうな気がする…(笑)

全11作品中、最後の2話以外は、御本人も仰っている事ですが、読者の事を考えてお話を書いていないところが、残念ながら同人誌っぽい作り。

でも、全てにおいて世界観がしっかりしていて、完成度高いです。

むしろ読切ゆえにページ数少ないのに、いろいろ詰め込んで表現されていて凄いなぁと思いました。


Pは、最後の2つの作品が好きです。

(ネタバレ注意です)

ホシオタ』 青エクの雪男からホクロをとって、おバカさを足したような、星オタク主人公のお話☆彡

当時は評判が良くなかったみたいですが、私はスキ。

ちっちゃな宇宙人が地球人類を滅亡させるためにUFOに乗って主人公の元へやってきちゃった!という設定。

やっと青エクの出雲ちゃんみたいな、カワ(・∀・)イイ!!女のコヒロインが出てきてくれました☆ミ

彼女への気持ちのおかげで結果的に地球は救われちゃうんだけど、誰にも気づかれず主人公しかその事実を知らない、あっけらかんとした終わり方がイイ(・∀・)


最後の、『深山鶯邸事件(みやまうぐいすていじけん)』は、一番好きなお話。

あとがきで、主人公とヒロインは、やっぱり燐としえみちゃんが原型になっているとわかって、更に嬉しかった!(*´∀`*)

祓魔師の主人公は、燐からお馬鹿さをとって、胸の内に秘めた想いを足したような超素敵男子。

悪魔から狙われるヒロインは、ずっと家に閉じ込められ、心を殺されて育った華道家元の少女。

しえみちゃんから、髪の長さと笑顔を除いた、お人形さんのような女のコ(’-’*)

主人公が悪魔を倒した後、ヒロインを影から見守って立ち去る、ラストの終わり方が切なくて良かった(´;ω;`)

続きが読みたいと思わせる余韻を持たせた、いい終わり方でした。

っていうか、なんで私っていつも上から目線な感想しか書けないの…?ああもう。

これでもいつも敬意を払って、感想を書いているつもりなんです。

でもお金を出して単行本買っている読者なのだから、正直に思った事を述べていいんだよね??

ということで、コレはこれからもきっと変わらないとです。


とにかく、最後のほんのりラブストーリーが最高だった、というのが、いちばん言いたかったの…(*´∀`*)