読み終わりました📘
成瀬は信じた道をいく 宮島未奈 (新潮社)
前作に続き、今作も面白かったです！
〈あらすじ的なもの〉
我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に、多くの人に影響を与えていた。「ゼゼカラ」ファンの小学生、成瀬の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくして生まれた女子大生……個性豊かな面々が、新たな成瀬あかり史に名を刻む。そんな中、幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全５篇！
■ときめきっ子タイム
成瀬と島崎のコンビ「ゼゼカラ」が“推し”の、大津市立ときめき小学校四年生、北川みらいちゃん視点のお話。
■成瀬慶彦(よしひこ)の憂鬱(ゆううつ)
成瀬の京都大学入試に付き添う、お父さんは心配性なお話。
ひょんなことから同じ大学受験生でYouTuberの城山友樹(しろやまともき)を成瀬家に泊める事になり──。
■やめたいクレーマー
クレーマー主婦の呉間言美(くれまことみ)が、平和堂フレンドマート大津打出店でレジバイトをする大学生の成瀬あかりにエンカウントするお話🛒
■コンビーフはうまい
成瀬がびわ湖大津観光大使として同僚の篠原かれんと共に就任。さらに成瀬がスマホデビュー😂
■探さないでください
年末、東京から膳所(ぜぜ)に帰ってきた幼馴染の島崎みゆきが成瀬家を訪ねると、成瀬が行方不明？せっかく持ったスマホも自宅に残したまま何処へ行ったのか？🚅
成瀬父、島崎みゆき、北川みらいちゃん、呉間夫妻、篠原かれんが協力しあって大捜索へ。
この最後のお話がいちばん面白かったです📖
今回、主人公の成瀬が大学生になったので、もっとキャンパスライフ的なお話になるのかと思いきや、成瀬の活動はもっと広範囲でしたね！
成瀬は頭が良くて変わり者なのですが、他人をジャッジしないので、実は登場人物皆に安心感を与える存在なのかも。
物事をありのまま受けとめて、批判や非難、とがめることをしない。
それは一見すると無関心の様ですが、そうではなくて一定の理解を示しているんですよね。
わたしは頭の悪い方の変わり者ですけど、成瀬の様に飄々とありたいものです。
とはいえ、どちらかといえば自分に限らず(自分のことは置いておいて)周囲に対してああした方がいい、こうすれば良いのに等考えがちですし、今朝もコンビニで商品を落として割ったお客さんが店員さんに新品と替えてもらっているのを見て「お店は悪くないのだから、代金を支払うべきでしょうが！」と(心のなかで)文句でいっぱいでしたがね…。
明日は今日より9℃高い気温ですと☀
今日は会社が休ませてくれましたけど、普通に出勤できる天候だったかも…🌀
ですが、台風のおかげで本を読めたのでヨシ！
