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【ちょこっと感想】成瀬は天下を取りにいく

読み終わったよっ📘
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成瀬は天下を取りにいく 宮島未奈 (新潮社)

 

面白かったです、続編も気になるのでたぶん読むと思います📚

以下徒然なるままに、あらすじ的な感想的なものを書きますので、未読の方はご注意くださいです⚠

 

舞台は滋賀県滋賀県推しハンパないって!

主人公は我が道を行くっていうか、我が道を猪突猛進するタイプの女子中学生、成瀬あかり

世間体や周囲の目を気にせず、やりたいと思ったことに全力を尽くす様は見ていて小気味良くて清々しい。変人扱いもされているけれど、変人であることは間違いないのでそこは否めない😂但し常識がないという訳ではなく、なんなら優等生。

なお口調が、我妻善逸や嘴平伊之助と喋っている時の竈門炭治郎といっても差し支えない(鬼滅の刃)。

 

〈各話タイトルはこちら〉

・ありがとう西武大津店

膳所(ぜぜ)から来ました

・階段は走らない

・線がつながる

・レッツゴーミシガン

・ときめき江州音頭(ごうしゅうおんど)

 

■ありがとう西武大津店

 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

中2の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した──。

 

膳所から来ました

 「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」

成瀬が島崎を巻き込み、M -1グランプリにエントリーする話。

 

■階段は走らない

 営業終了することになった西武大津店。小学生時代の同級生達が思い出のある西武大津店を訪れた際に再会し、そこからネット上での同窓会計画が始まる──という、大人達のお話。

 

■線がつながる

 高校に入学した成瀬は坊主頭に。

 「人間の髪は一ヶ月に一センチ伸びると言うだろう。その実験だ」

 

■レッツゴーミシガン

 かるた班(※班=部活動)に入った成瀬が、競技かるた選手権大会団体戦で出会った他県の男子生徒と、琵琶湖の観光船「ミシガン」に乗るお話。

 

■ときめき江州音頭

 島崎「わたし、東京に引っ越すことになったの」

 

はじめは成瀬が島崎の友人としてドライな距離感だと思っていたのですが、むしろ成瀬の方が島崎よりも引っ越しの事実をうまく受け入れられずに様子がおかしくなってるの良かったし、青春でしたわ。

あとレッツゴーミシガンで成瀬と男子生徒が恋愛の方向に話が進まなかったのも好き。そういう普通さ、まだ要らないです。

それと滋賀県に行ったことないのですが、行きたくなりました。

私の書き方ではお話の魅力を全然伝えられなくて軽く絶望してるけど、もし興味を持たれたら是非📖