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THE WIND RISES

ジブリ映画、『風立ちぬ』を観てきました!



ゼロ戦をつくった、実在の人物、堀越二郎の物語。

ネタバレになるので、感想は『つづきはこちら』から〜。


地味な映画でしたが、個人的には●リエッティみたいなキザさが鼻に付く、嘘っぽいファンタジー作品よりは、たいへん好みでした。

まあ私、●リエッティは、半分スピラーを観に行ったみたいな感じですけど…そして観たらば、ぽっちゃりで残念なスピラーでしたけど…。

…そして、こんな事書いておきながら私、●リエッティ全然嫌いじゃないですけどw


関東大震災と戦争、たいへん辛い時代に、夢を強く抱きながら生きた堀越二郎さんの半生を描いた作品。

大空を飛ぶ飛行機への強い憧憬や、夢を実現させようとする真摯さ、それが戦闘機だという矛盾を抱えながら生きる姿、病に冒された女性との恋愛、が魅力です。

その中でも特に、ジブリにしては珍しく、ラブラブなシーンが多いです( ´ ▽ ` )

昔の日本人なので、控えめなラブラブですけど、かえってそこがイイ!

主人公は線が細い感じな印象の絵柄ですけど、全然草食系ではありません。

かと言って肉食系という訳でもないのですが…照れもなく、堂々と、当たり前の様に物怖じせず交際に進む、この時代の男性らしい性格、眩しいです…!

最近こういう人物は、リアルでも二次元キャラクターでもいないので、貴重ですw

ヒロイン、菜穂子とのキスも何度もありますけど、全然いやらしくなく素敵です(^з^)-☆

ただ、菜穂子と共有できる時間があまりなく、そのへんがとても切ない…。


主人公、堀越二郎氏は優秀な飛行機の設計士で、真面目で仕事が忙しく、それでも自分が好きな仕事なので、非常に熱心なのです。

そんな実直な人柄の二郎氏なのに…声があってないよ!

すんません、庵野さん!

だってやっぱり…素人なんだもん!

声量ない、滑舌悪い、台詞が聞き取りづらい、極め付けに棒読み激しくて、やっと慣れてきたのは最後の方でした…(;´Д`A

宮崎駿監督、いくら声優さんがお嫌いでも、せめて俳優さんでお願いしたいです…( ;´Д`)

適材適所ですよ!

大事!


それと、コレは自分だけかもなのですが、記号が解り難かったです。

例えば、大地震の描写だったり、顔の汗が不自然に見えたり…とか。

作品じたいが散文的というか、主人公の夢や白昼夢が時々入り込む様な演出になっていて、飛行機が印象的に飛んだり落ちたりするシーンもあるのに、それがなんか逆に伝わりづらくしちゃっている感がありますた…。

たぶん、情緒的にしたかったんだろうかな…と思いますた。


そして、お子様達は観ても面白くもなんともないお話だろうな…と思ったっていうか、実際、映画館の隣の席に座っていた男のコは、観ながら大人に質問ばかりしてました。

コレは大人が観る映画です。

まあいつも通りアレコレ書きましたけど、私はこの映画好きでした〜w

駄目だと思ったのは、ポニョかな…?(´Д` )