桶川飛行学校平和祈念館へ行ってきました。
こちらは陸軍飛行学校から平和を発信する施設として、2020年(令和2年)に新しく開館した建物です。
元は1937年(昭和12年)に、熊谷陸軍飛行学校(本校)の分校として桶川分教場が設置されましたが、その後特別攻撃隊の訓練施設として使用され、各地から集まった生徒はここで飛行機の操縦訓練を受け戦地へ向かいました。
入館料は無料です。
整備管理基金への寄附を募っています。
守衛棟
車庫棟
兵舎棟
便所棟へと続く渡り廊下
兵舎棟の寝室
ベッドは小さめでした。
午前5時半に起床のラッパが鳴り、校庭での乾布摩擦、部屋や外の整頓・掃除、洗面・朝食を済ませた後、6時半には飛行場へ集合し訓練が始まったといいます。
昼食後、午後1時半からは飛行機学などの学科が午後4時まで行われたそうです(尚、午前中が学科の班は午後が操縦訓練)。
午後5時半に夕食、9時までは自習時間となり、9時半に消灯になります。
廊下
各部屋毎に、写真やパネル、戦地へ赴いた方々の持ち物、遺書(複製)が展示されており、特にご家族に宛てられた手紙は胸が詰まる思いでした。
平和を願ってやみません。
桶川を訪れることがありましたら是非お立ち寄りいただき、実際に見て知っていただけたらと思います。
風化させることなく、後世に伝えていくことの大切さを感じました。