実家に帰っていた時の事です。
家の近くの農家さんが、稲刈りの済んだ田んぼで、籾殻を燃やしていました。
肥やしになるのです。
昔はよく見た風景ですが、たぶん最近は燃やしてはいけない事になっていた筈…。
たくさんの煙草に火をつけているような煙たさがあたりに充満しており、近所の家の方は窓を開けていられません。
夜になると、パトカーがやってきました。
誰かが通報した様です。
昔から住んでいる地元の人以外に、最近は新しく引っ越してきた住人の方々もいます。
おそらく新しく住み始めた方が、夜に仕事から帰ってきて、あまりの事に警察へ連絡を入れたのでしょう。
この事は、自分的には、最近のお若い方、グッジョブ!と思いました。
話は変わりますが、私が知る限り、周囲にある農家さんの子供達は皆会社務めで、後を継ぐ人がいません。
農家を誰も継ぎたがらないのは、わかるのです。
それだけ忙しいですし…肉体労働ですし。
漫画【百姓貴族】でも描かれてましたが、野菜農家でなくとも、ゴールデンウィークはこちらは田植えの時期なので、全然お休みじゃないですもんね。
なので、こうした水田の風景はあと何年位見られるのかな…とも思いました。
そういえば、私の幼少期は、近所で普通に蛍が飛んでいました。
今はいません。
思い返せば、既に見られなくなってしまった風景もたくさんあったな…と思いました。
すこし寂しいカンジもしますね。