屍者の帝国(ししゃのていこく)を鑑賞しました。
早世したSF作家、伊藤計劃(いとうけいかく)原作、未読です。
他に、虐殺器官とharmony(ハーモニー)も続けて映画化されました、未視聴です。
屍者の帝国は、多分にBLっぽかったのですが、harmonyの方はどうやら、百合っぽい作品の様ですよ。
さて、屍者の帝国、話がとても難しい部分もありましたが、個人的にはとても面白かったです!
とにかく原作の情報量が膨大で、2時間の劇場作品としてまとめる為に、設定がアレコレ違ったり、話が大幅に削られていたりとイロイロあった様ですけど( •̀ㅁ•́;)
あと、最後の方に唐突に出てくる情報に、え?って置いて行かれそうになったりしましたけど、その辺りは別に気にならないです…萌えのチカラで!!(笑)
もう、もうね…主人公ワトソン(一番上の画像右)と、親友フライデー(同左)の関係性は、友情だけでは説明できないヨ〜(´・ω・`)
求めたのは、21グラムの魂と 君の言葉
時代設定は、19世紀末、ロンドン。
世界は死者蘇生技術によって、意志がなく命令に従い動く屍者を、戦争の兵力や労働力として活用していた。
主人公は医学生のワトソン。
彼は、同じく死者蘇生技術を研究していた友人、フライデーの亡骸を屍者化させる。
それは生前のフライデーとの約束だったが、違法な行いであり、間もなく諜報部に伝わる事となる…。
その後、なんだかんだで利害関係が一致し、利用価値を見出されたワトソンは、極秘で「ヴィクターの手記」捜索の旅に出され…みたいなカンジに物語は始まっていきます。
物語の手がかりとなる、ヴィクターの手記。
それは、一世紀前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺した手記であり、そこに記されているのは、他の屍者とは異なり意思を持ち言葉を話す屍者を造り出す技術…。
その最初の屍者は、ザ・ワンと呼ばれた。
ワトソンは、その技術を用いて、ただ動くだけの屍者フライデーに、祈る様に言葉と魂の復活を願っているのですが、もう…その意志が必死さが切なくて尊い!!!
絶対にワトソンは、任務とか関係なく、ただ私情で動いているのに、命懸けで振り回される旅の同行者達…(; ・`д・´)
あと、ネタバレですが、おっぱいの大きい機械人形が出てくるのもツボった。
人間とまったく変わらない様な機械人形もまた、魂を求めているのです。
人とは、魂とは、意識とは…といった哲学的なテーマが根底にありますが…、ストーリー上でヴィクターの手記を狙う敵と戦う派手なドンパチがあったり、サブキャラ達による格闘もあったり、見ていて飽きさせない展開をつくっているので、割と重すぎはしないかなと思います。
舞台に日本も出てくるよ。
個人的には、別に同じ時代の日本に来なくても良かったとか思っているのですが(なんか逆にファンタジーに感じてしまって…)、この浮世絵の様な日本が素敵だという意見もあり、まあ百聞は一見にしかずです。
是非、観てみてください、BLっぽさが苦手でなければとてもオススメです\(^o^)/
なんかもっとイロイロ感想書く予定でしたが、疲れてて超眠くなってきちゃった、ゴメンナサイm(_ _)m