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食べ歩き多め体重マシマシ

鬼談百景

小野不由美さんの小説

鬼談百景

読みました。



…もう表紙が、既に怖い(笑)


九十九話の短編が書かれています。

最後の一話が無いのは、百物語と同じで、最後まで語られてしまうと何かが起こる的な理由なんでしょうか?

終始、誰かが誰かから聞いた話、として語られており、短い話だと、たった一頁で終わってしまうものもあって、はじめそんなに怖くないんですよ。

だいたい誰もが聞いたことがあるような怪談話が続いているだけで。

ですが、それがずっと積み重なっていくと、なんだかだんだんと怖くなってくる不思議…。

気配、とか。

家の中でする音、とか。

目の端に入る輪郭のぼんやりした物、とか。

…そういった日常生活でのふとした事が気になってきちゃう、じわりじわりとした怖さです。

まず、夜中に一人では読まない方がいいです(笑)