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食べ歩き多め体重マシマシ

ざんえ

今日の小説。

残穢小野不由美 (新潮社)



畳を擦る

音が聞こえる、

いるはずのない

赤ん坊の

泣き声がする、

何かが床下を

這い回る

気配がするーーー。

この家はどこか可怪しい。

(帯ママ)


マンションの部屋で起こる謎について
、小説家の私と、マンションの住人である久保さんとの意見交換に始まり、その土地の歴史を調べ、背景を紐解いていくドキュメンタリー形式のホラー。

怪異の調査の為に、大家さんや周辺住民に聞き取り調査をするのですが、登場人物が多すぎる!

出てくる人物が多数で、一気に読み進めないと、誰が誰だか忘れてしまう…!


そんなカンジで高度成長期、戦後、戦前…と、地道に時を遡って現象の原因となっているものの手がかりを追います。

読むのに途中で飽きてきた頃、この話は、どこまでが実話で、どこまでがフィクションなのか、次第にその輪郭が曖昧になっている事に気づき、急にじわりと怖くなってきます…。

よ、夜に読まなくてヨカッター…((((;゚Д゚)))))))


同時発売の『鬼談百景』も読んでみたいのですが、ちょっとスグには読む気になれないヨ……。