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食べ歩き多め体重マシマシ

きなこもち

今日の小説。

ひなこまち畠中恵 (新潮社)



しゃばけシリーズの最新刊です☆


以下の短編5話収録。


・ろくでなしの船箪笥

形見の箪笥の抽斗が開かなくなっちゃった!
細工の仕掛けの謎を解け…!


・ばくのふだ

悪夢を喰うという妖、貘(ばく)。
ある時、貘は悪夢を食べたくなくなってしまい、お江戸に悪夢があふれ始め…。


・ひなこまち

お江戸でいちばんの美人、雛小町が選ばれる事となった。
選ばれた者の面を手本に、雛人形がつくられるという。
まずは、番付(順位付けの本)をつくることになり、若だんなのおとっつぁんへ選者としての依頼が…。


・さくらがり

上野の広徳寺へお花見にきた若だんな達。
そこへ河童があらわれ…。


・河童の秘薬

迷子の幼子の親を捜して、若だんなと妖たちがお江戸版、不思議の国のアリスワールドへ!?


今回もすべての短編が、ほんのちょっとずつリンクしていて、最後の話ですべての謎が解明されます。

けれど、個々の短編もそれぞれお話的にはきちんと完結しています。

すべてのお話にちょっとずつ置かれた布石が、ラストの短編でキレイにまとめられる…といったカンジです。

面白かったヨ☆