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映画、『手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―』を観賞してきました!
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尚、手塚治虫先生の原作は、P未読。

しかしながらP、『聖☆お兄さん』にすこしばかり洗脳されているため(笑)、ブッダ周辺の大体の事は一応頭に入っているような。

この映画は3部作となっているらしく、今回は、後にブッダとなる人『シッダールタ』が、シャカ国の王子として生まれ、成長、戦争、婚姻、悩みぬいた末に国を飛び出すところまで。

〈キャスト紹介〉

・シッダールタ (声)吉岡秀隆

スッドーダナ王 (声)観世清和

・チャプラ (声)堺雅人

・ナレーション/チャプラの母 (声)吉永小百合

・タッタ (声)大谷育江

・ミゲーラ (声)水樹奈々




チャプラの幼少期(声)は、竹内順子さん。ナルトに聞こえない素晴らしさ!

タッタは、脳内をトニー・トニー・チョッパーがよぎれども、上手いなぁ…!と感心しました。

チャプラ…、全然違うのですが、なんとなくコードギアスに出てくるスザクみたいに見える…。


映画の感想ですが、サブタイトルになっている「赤い砂漠」って…?というところからまず解かっていないので、誰か教えてほしいカンジです(汗)

有名なエピソードの、雪山で倒れた僧侶のために、動物達が魚や木の実などの食べ物を差し出し、なにもなかった兎は、自ら焚き火の中へ飛び込んで自身の肉を差し出した…というところから、映画は始まります。

その後、緑多いシャカ国の王の子として、シッダールタが誕生。

宮殿の中から出られないシッダールタは、庶民の本当の生活を知りません。

カースト制度で身分が、上から、バラモン(僧侶)、クシャトリヤ(貴族・武人)、ヴァイシャ(市民・商人)、シュードラ(奴隷)と厳格に分けられている中、同じ人間なのに何故、貧しい生活で飢えに苦しむ者と、そうでない者がいるのか。

貧しい民はどのような暮らしをしているのか。

それを知る手がかりとなるのが、盗賊の女性ミゲーラとの出会い。

しかし、王子が卑しい身分の者と親しくすることは、許されることではなかった…。


一方、奴隷の身に生まれたチャプラは、シャカ国と敵対するコーサラ国将軍のもとに上手く潜り込む事によって、身分を隠しながら、強く成長し、出世していく…。

やがて、チャプラのいるコーサラ国と、シッダールタのシャカ国は戦いの渦へとのみこまれていく…みたいなカンジ。


手塚先生の作品て(ちゃんと読んだことはないのですが)、その時代とかの世界感とかを薄っぺらなものにしないためにか、主人公以外にも重要そうなキャラクターがたくさん用意されて、とことんそのキャラの人生が描かれた後、救いがなかったりするので苦手意識があるのですが、まあ今回もそういうカンジがあります。

不条理もきちんと描かれる…というか。

でも混迷する時代、人生について(生まれること、老いていくこと、病気になること、死ぬこと)、考え悩んでいるシッダールタが、この後どのような答えを出していくのか、次の作品も観たいと思いました。

(・ω・)